建築条件付土地売買とは【不動産豆知識】
建築条件付き土地売買とは、土地を購入した場合にそこで建築するハウスメーカーや工務店が指定されており、土地の買主がそのハウスメーカー等で一定の期間内に建築請負契約を結ばなければならない土地のことを指します。建築条件付き土地を購入する際には、指定された施工会社に依頼して家を建てる契約を結ぶことが土地の購入条件になります。
建築条件付き土地のメリットとしては、間取りが自由なことが多いことや土地があらかじめ用意されていることが挙げられます。一方で、建築条件付き土地を購入するデメリットには、施工会社を自由に選べないことや一定期間内で間取りや仕様を決めなければならないこと、相見積もりが取れないので、費用の比較検討がしにくいことが挙げられます。
建築条件付き土地売買は、日本の不動産市場に特有のものであり、海外ではあまり一般的ではありません。ただし、一部の国では、建築条件付き土地売買に類似する契約形態が存在します。例えば、アメリカの一部地域では、土地を購入する際に、その土地に建てる家の外観や色、材料などに制限がある場合があります。また、オーストラリアでは、土地を購入する際に、その土地に建てる家のデザインに制限が課されている場合もあります。